2015年9月12日(土)
千葉大学大学院看護学研究科(亥鼻キャンパス内)
千葉看護学会第21回学術集会は、お陰様をもちまして盛会のうちに終了いたしました。
たくさんの方々にご参加頂き、心より御礼申し上げます。また、ご協力いただいた関係者の皆様にも深謝申し上げます。
第22回学術集会は、増島麻里子学術集会長のもと、2016年9月10日(土)に開催予定です。
皆様の益々のご健勝をお祈り申し上げます。
千葉看護学会第21回学術集会
学術集会長 佐藤 紀子
千葉看護学会第21回学術集会を、来たる2015(平成27)年9 月12 日(土)に開催させていただくにあたり、ご挨拶を申し上げます。
千葉看護学会は、看護学の基盤をより豊かにかつ強固にしていくための研究を推進する組織として、平成6年(1994年)に設立されました。その後、現実の諸問題を解決するために実践的研究を一層充実させるとともに、会員相互の学術的研鑽を図り、看護学の発展に寄与する種々の学術活動を行ってまいりました。
今年は学会創設21年目となり、成熟した学会への発展をめざす時期を迎え、本学術集会は、その新たな一歩を踏み出すべき大会となります。
メインテーマは『互いに育む生きる力・支えあう力』といたしました。
今や日本は「格差社会」と指摘され、社会経済、教育、地域差などの要因が絡み合って私たちの生活や健康に様々な問題を引き起こしています。この状況下にあって、看護は大きな期待が寄せられています。
多様な人々のヘルスニーズに適切に対応するためには、構築された看護の知と技を生かしながらも、より柔軟な発想で、これまでの看護の枠組みを超えた実践が必要です。すなわち個の生きる力、組織の力、地域の力そして実践者・教育研究者の専門的能力といった力が領域を超えて相互に育まれ、支えあうことで大きな力として発揮できるような実践が求められると考えます。
本学術集会では、そうした看護実践とはどのようなものか、その実際や可能性を感じ追究できるプログラムを準備しております。具体的には、日頃の皆様方の創意工夫・独創性のある「研究報告・実践報告」を基軸に、テーマに向かう豊かな視座に基づく「基調講演」、「パネルディスカッション」、「交流集会」を企画しました。また、昼食をとりながらの「看護職が知って得するランチミニ講座」も企画いたしました。
活発な討議・交流により、看護実践および研究のさらなる発展が図られ、皆様方の明日への活力が見出せる会となりますよう、全力を尽くす所存でございます。
多くの皆様方のご参加を心よりお待ち申し上げます。
千葉看護学会第21回学術集会 会長 佐藤 紀子
(千葉県立保健医療大学健康科学部看護学科 教授)