研究表彰事業

2020年度の千葉看護学会表彰論文は、以下の論文に決定しました。
受賞者に表彰状と副賞を授与しました。

 

受賞者

中水流 彩 氏

論文タイトル

幼児期に先天性心疾患手術を受ける患児の主体的なレディネス発達を促進する看護援助の考案

受賞の理由

本論文は、幼少期の先天性心疾患患児が、リスクの高い治療を乗り越えながらも自分なりのレディネスを高め、主体的に療養行動を獲得していくための援助の必要性に焦点をあてている。そして、慢性疾患の療養経過の一時点だけではなく、幼児期から成人期まで続く治療や療養を見据えて生涯発達の視点から看護を探究している点に意義がある。
また、先行研究の知見をもとに作成した、患児の主体的なレディネス発達を促進する看護援助・学習教材の草案について、7領域からなる対象者に面接して洗練を図っていることから、臨床での実施可能性、実用可能性が高い成果である。
さらに、この7領域の対象者には、5領域の医療者に加え看護援助の対象となる2領域の援助対象者(先天性心疾患をもつ幼児の母親、先天性心疾患をもつ成人)が含まれており、当事者を含めた多職種による協働を導くための一つのツールとしても活用可能である。
今後、本論文で考案された看護援助の有用性検証のための研究が積み重ねられ、実践で活用されることを大いに期待する。

受賞者のご挨拶

この度は、栄誉ある賞を賜り、誠に有り難うございます。本研究は学位論文に取り組む過程で生まれ、多くの方のご支援やご協力、そして貴学会の助成を賜り完成いたしました。思い入れの強い研究です。本受賞を励みに、さらなる発展に向けて精進してまいります。

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