ロゴマーク誕生の座談会

ロゴマーク作成過程を振り返って ~小原先生と広報委員の座談会~

先日、学会のロゴマークのデザインを引き受けてくださった千葉大学の小原先生と広報委員会のメンバーで座談会の機会を持つことができ、ロゴマーク完成までの流れや苦労など、興味深いお話を聞くことができました。

小原先生は現在、千葉大学の8分野(大学院自然科学研究科、人間・地球環境科学専攻、人工物デザイン科学、工学部デザイン工学科、伝達意匠計画講座、視覚伝達デザイン教育研究分野)で助教をなさっておられます。千葉県で開催予定の国体キャラクター「ちーばくん」の選考委員も務められた経歴があります。今回は、会員の皆様から応募された手書きのイメージ図を、洗練したデザインに仕上げていただきました。デザイン化する過程では、いろいろなことを考えながら作業をしたと伺いましたので、今日はその辺をざっくばらんにインタビューする形で座談会を進めました。

まず、マークを作成するときに難しい点はどこか質問してみました。「マークを多々作るんですけれども・・難しいですね。こちら側が意図してこうでしょうって提案するものと、依頼者が、日頃お仕事に従事するかたが、われわれはこうじゃないって言う・・。」マーク作りにはディスカッションをくりかえし、依頼者が何を大切しているのかを見極めることが大事だと小原先生。

小原「今回は看護ですからねえ、優しいイメージが必要なのかなぁと。まあ、あとは千葉って言う・・」
金丸「千葉っていうのはこれ(菜の花)が一番出てますよね」
石橋「イメージの原案を描くときに、菜の花ってどう描いていいかわかんないから(笑)、せつめいに『なのはな』って書いておきました・・」

確かに、今回のマークの図案を作成した石橋委員長は、絵で表現しきれないぶん、図案の中に文字で「なのはな」と書いてアピールしていました。

小原「図鑑調べました。で、その菜の花が、結局図案化されているわけですから、何かをぱくった形にしたらまずいわけじゃないですか。」
石橋「たしかに他にも菜の花のデザインは結構ありますもんねー」
小原「菜の花のついてるマークをいろいろ集めまして、それとは変える。どこでかえるか、意外とこの種になる前の菜種、ここまで書いているものは少なかったので・・」
石橋「デザインが出来上がってみたら、この菜種があると、もう菜の花だなっ!て。よりわかりやすくなりましたね。」
小原「気に入って頂いてありがとうございます(笑)」

続けて、今回の作業に関する感想をお伺いしました。
「今回非常に楽しかったって言うかあの・・ま、作って面白かったのは、やはり女性が多い看護っていう、優しいイメージで、親しまれて、見てるだけで看護だとわかる、そのイメージをどう伝えるか。ぱっと見た印象で、あ、看護学会というのはどんなとこなのかなっていうことを一瞬で伝えなきゃいけない。それが難しいんです。」と小原先生。レイアウトや文字の書体、マークを引き締めるための外枠の追加など、様々な工夫を凝らして今回のロゴマークが誕生したようです。

石橋「いろんな工夫で、つたないイメージ図がこういうふうにロゴマークに仕上がってきたんだなあって、今日わかりましたね。」
小原「気に入って頂けるのがベストですから。結局そこ(色々な工夫)をさりげなくやって、まあ目で見たときにいいねって言っていただける、最後はこのマークいいよねって、そういうものを目指したいなって。それこそ、看護と同じことだなあと思うんですよ。四苦八苦しましたけれども(笑)。」

確かに、顧客満足という観点からみると、デザインを依頼されて依頼者の思いを汲んでいくプロセスと、患者さんのニーズをアセスメントしてよりよいケアを提供していく看護のプロセスはとても近いものに思えました。
「このロゴマークは、みんなで選んで、先生に一生懸命デザインを工夫していただいたマークなので、大事に使っていこうと思います。」と、広報委員一同、誕生したロゴマークに対する愛おしさをかみしめて座談会を終えました。
和やかな雰囲気で対談を行うことができました。小原先生素敵なデザインありがとうございました。会員のみんなで、このロゴマークを大切にしていきたいと思います。

文責:広報委員(石橋、多田、金丸、小西)

ロゴマーク
(後列左から)多田 小西 金丸
(前列左から)小原先生 石橋